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2005.02.20

『竜馬の妻とその夫と愛人』を見ました

五稜郭以来の映像評です。
「竜馬の妻とその夫と愛人」をレンタルビデオで見ました。

どうでもいいことですが、普段はHDレコーダーを利用しています。
で、我が家のビデオラックには、申し訳なさそうにビデオデッキがあり、こういう時にしかビデオは見ません。で、たぶんヘッドが汚れていたのか、ノイズがひどかったです。

・・・ホントにどうでもいいことなので、終了。

「脚本:三谷幸喜」で、「幕末もの」といえば、去年の大河ドラマ「新選組!」ですが、そのような点を踏まえて、改めて配役を見ると、これが、面白い。

ご存知の方も多いと思いますが、

木梨憲武 キナシノリタケ(西村松兵衛 )
中井貴一 ナカイキイチ(菅野覚兵衛 )
鈴木京香 スズキキョウカ(おりょう )
江口洋介 エグチヨウスケ(虎蔵 )
橋爪功 ハシヅメイサオ(勝海舟 )

江口洋介演ずる虎蔵は、坂本竜馬のそっくりさん。
新選組!で見せた土佐弁を使い、見事に坂本竜馬のそっくりさんを演じます。回想シーンでちょっとだけ出てくる本物の竜馬(トータス松本)より、すでに本物の風格なのです。
それから、おりょう演じるのは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をこのたび獲得した鈴木京香。そう、芹沢鴨の女「お梅」の鈴木京香。新撰組!では、「魔性の女」として、如何なくの「お梅」。で、この「おりょう」も、ある意味で「魔性の女」だったりするのです。

はい、これは、新選組!を見る前と見た後では、だいぶ感慨が違うのです


この話は、竜馬暗殺から13年後の明治。13回忌に呼ぶつもりで、おりょうを探す覚兵衛。おりょうは松兵衛と再婚し、虎蔵と恋仲となっていた。覚兵衛は、情けない夫である松兵衛に、虎蔵からおりょうを奪い返せと叱咤激励するが・・・

三谷作品ではありながら、全体として雰囲気を楽しませてくれる作品。

明治初期の長屋暮らしの庶民。時代の変化に、今ひとつ乗り切れない庶民の生活みたいなものが、滲み出てくる作品です。元々は、2000年に書き下ろした舞台劇とのことなので、松兵衛の住む長屋が物語の定位置にありますが、例えば日の光や、夕暮れなどの映画ならではの効果が、作品を盛り立てています。
もちろん、三谷作品的要素(例えば、台詞の掛け合いや、役者の動き)もありますが、「新選組!」と比較をすると、あまり目立った形にはありません。

とはいえ、ラストの展開は、やっぱり脚本の勝利と言えるでしょう。

覚兵衛が松兵衛に「竜馬の妻は、おりょうだったが、おりょうの夫と呼べるのは貴方だけだ」というシーン。覚兵衛を初め、時の人たちは、おりょうを「竜馬の妻」としてしか見ておらず、松兵衛だけが「おりょう」という女性を見ていたということなのですけど、中々趣深い台詞でした。

さらに、この映画には、一通り盛り上がった後に、もう一度ラストがあります。
これって「2段オチ」なのですが、あまり書くとネタバレになりますから、書きません。

が、この落とし方は、極めて
「三谷流」です。

『竜馬の妻とその夫と愛人』を見た方々
きよマメ日記さんの「龍馬の妻
のりのり27さんの「竜馬の妻とその夫と愛人
映画のせかいさんの「竜馬の妻とその夫と愛人 #211
ビールを飲みながら考えてみた…さんの「「竜馬の妻とその夫と愛人」と映画と演劇のコメディの難しさ

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コメント

返信遅れましたが、トラックバック有難うございました。流石奇屋さんの感想と重なる部分が多かったです。新撰組!を見た後だと、江口洋介のほうが本物の龍馬にしか見えず、おりょうとお梅のキャラがかぶってしまいました。新撰組!を見るまで三谷作品は見たことがなかったのですが、新撰組!が思った以上におもしろかった為、他の作品も非常に気になるところです。今後も引き続き見ていこうと思っています。その時はBLOGにレビューを載せようと思いますので、また見にきてくださいね。

投稿: きよマメ | 2005.02.23 21:06

2月20日にトラックバック頂きありがとうございました。
本日、気づきました・・・
(私のブログには<最新のトラックバック>の表示がありませんでした)
今ごろ気づくなんて・・・バカバカバカ
取り急ぎコメントさせていただきましたが、ブログゆっくり読ませて頂きます。すみませんでした。
「新選組!」で好きな回は、伊東甲子太郎の死の回です。

投稿: 神宮のり子 | 2005.05.18 22:32

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» 竜馬の妻とその夫と愛人 [レンタルだけど映画好き morey’s room(別館)]
コメディ/ロマンス/時代劇 2002年 日本 監督 市川準 出演 木梨憲武/中井貴一/鈴木京香/江口洋介/橋爪功/トータス松本/小林聡美 原作・脚本 三谷幸喜 しょーがないじゃん、好きなんだから。 あらすじ 坂本竜馬に先立たれた妻・おりょうは、みすぼらしい男・松兵衛と再婚。しかし彼女はその影で、竜馬そっくりの愛人・虎蔵との駆け落ちを企てる。松兵衛はお竜を取り戻せるのか…。 2000年に劇団のために書き下ろした作品を監督が映画化。 カメオ出演で、三谷幸喜や色々な人が出てくる。この... [続きを読む]

受信: 2005.11.27 20:27

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